Windowsが起動しない(EFI Shwllで止まる)
ある日突然、Windows PCを立ち上げると「EFI Shell Version x.xx [x.xx]」という黄色い文字と黒い画面が表示され、
Shell> というプロンプトで止まってしまう…。
※一時的にexitコマンドで回避(Windowsは起動)可能
「え、なにこれ?壊れた?」「大事なデータ消えたらどうしよう」と焦る人も多いはずです。
実際に私も同じ状況に遭遇し、検索しても情報が専門的過ぎて解決までに苦労しました。
この記事では、私が試した方法や最終的な解決策をまとめて共有します。
同じ症状に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
※発生した環境は、ASCON(AT-08)と言うタブレットPCでWindows10が入っている環境です
検索して調べた内容と試した結果
1)BIOS(UEFI)を起動し、Boot順位を変更する
Bootタブの Boot option #1を「Windows Boot Manager」にせよ、とあるが選択肢として表示されませんでした。
※電源押下後のロゴ起動時に[ESC]キーを連打するとBIOS画面に入ります

2)修復セットアップする
状況は変わりませんでした。(Windowsを起動する事が出来ないので、Windowsが修復しても起動できない)。
3)OSを再インストールする
状況は変わりませんでした。(Windowsを起動する事が出来ないので、Windowsを再インストールしても起動できない)。
どれも解決せず。。。
結果、ブート構成データを修復して解消できました。
解決策:実行したコマンドと操作画面

「 オプションの選択 」 画面を表示する
2つの方法がありますので、どちらかで起動してください。
1)通常起動モードで「設定」→「更新とセキュリティ」→「回復」→「今すぐ再起動」をクリック
または、
2)サインイン画面の電源オプションで「Shiftキー」を押しながら「再起動」を選択する
実際の操作コマンドと画面




※以下のコマンドは自己責任で実行してください。
① bootrec /RebuildBcd を実行します
→合計数0と表示されます
件数0なのでWindowsのインストールが認識されていない事を示しています、事象の通りですね
※ちょっと画面が切れてますが”合計数:0”と表示されています。

② diskpart を実行します

③続いて list volume を実行します
→FAT32と書いてあるVolumeを確認します。
今回の例ではVolume 2である事が確認できます。

④ select volume 2 を実行します
※↑の “Volume 2″は、③でFAT32となっているVolumeです。
別なVolumeになった場合は、上記画面でFAT32を示しているVolume番号を指定してください

⑤assign letter V を実行します。

⑥exit を実行します。

⑦cd /d V:\EFI\Micrsoft\boot を実行します。

⑧ren BCD BCD.bak を実行します。

⑨bootrec /RebuildBcd を実行します。

⑩YES を入力してエンター

⑪exit を実行します。

⑪オプション設定に戻るので、「PCの電源を切る」を選択

電源を起動
電源ボタンを押して電源投⼊し、ロゴ起動時に[ESC]キーを連打してBIOSモードに移動します。
Boot > Boot Option Priorities > Boot Option#1に
[Windows Boot Manager ]が設定されていれば復旧完了です。

問題無ければBIOS画⾯から抜けて、Windows起動します。

原因は?
・この症状が出たのがWindows Update後なので、Windows Updateが原因だと思います。
・つまり、利用者側で防止する事は難しそうです。
まとめ
・Windows起動時に「EFI Shell Version x.xx」が出る症状は珍しくない
・原因はWindows Updateの影響が濃厚
・一時的にexitコマンドで回避(Windowsは起動)できるが、根本解決はブート構成データの修復
・Windowsの回復オプション → 修復コマンド入力 → 再起動(回復)
もし同じ症状で悩んでいる方は、ぜひ「ブート構成の修復」を試してみてください。
コメント