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PMPは本当に難しい?資格難易度ランキングと合格戦略

PMP 難易度ランキング

「PMPは難しい資格と聞くけれど、実際どれくらいのレベルなのか?」と疑問に感じている方は多いはずです。転職やキャリアアップのために取得を検討していても、難易度がはっきりしないと不安になりますよね。本記事では、PMPを含むプロジェクトマネジメントやIT系・ビジネス系資格を難易度別にランク付けし、PMPがどの位置にあるのかを明確にします。また、試験時間が長く集中力維持が難しい点や、選択肢の微妙な判断が難易度を上げている点、合格に必要な勉強時間・学習ステップまで解説します。


PMPの難易度はどれくらい?結論と位置づけ

PMPは「上位難度」の実務型資格

PMPは実務経験を前提とした国際資格のため、試験では知識の記憶ではなく、プロジェクト現場における「状況判断」が問われます。単に用語を覚えるだけでは合格できない点が難易度を押し上げています。

長時間試験による集中力維持も難易度を上げる要因

PMP試験は230問を180分で解く長時間試験です。
前半はスムーズでも、後半は思考体力が低下し、判断力が鈍ることが多いのが特徴です。

  • 問題文が長く状況理解にエネルギーを使う
  • 微妙な差の選択肢で迷いが生じる
  • 集中力が切れた瞬間に誤答が連鎖しやすい

対策

  • 通し模試で「3時間耐久」を訓練する
  • 休憩戦略を事前に決めておく
  • 前日は睡眠を最優先にする

長期戦を戦い抜く「思考の持久力」が合否を分けます。

選択肢が「明らかに2つ外せるが、残り2つが微妙」な構造

PMPの問題は、4つの選択肢のうち2つは明らかに不適切ですが、残る2つはどちらも“正しそう”に見えることがあります。
試験で本当に問われているのは「よりPMIらしい、再現性のあるアプローチを選べるか(PMIイムズとも言われている)」です。

ポイント

例(イメージしやすい例え)
《状況》
あなたはこれからオンライン会議の進行を実施する。準備として最も適切な行動はどれか?

A:会議の目的を再確認する
B:会議中に部屋の映り込みが気になら無い様に、部屋を片付ける
C:参加者全員に議事録を書くよう依頼する(全員に?)
D:会議室の椅子の配置を変える(オンラインなのに?)

→ AとCはどちらも「一見ありそう」ですが、
目的はプロジェクトの効率的進行のためなので、PMI的には A が正解。

PMP試験ではこのように「良い行動」と「より良い行動」の差を選ぶ思考が常に求められます。


PMPの難易度ランキング(他資格との比較)

資格名難易度勉強時間目安特徴
中小企業診断士★★★★★1000時間〜試験範囲が広い。長期対策が必要。
ITストラテジスト★★★★★200〜600時間経営×ITの論述中心。
情報処理安全確保支援士★★★★☆300〜600時間セキュリティ特化。論述あり。
PMP★★★★☆200〜300時間実務判断+長時間試験+四択判断。
基本情報技術者★★☆☆☆100〜200時間初学者向け基礎資格。

PMP合格に必要な勉強時間と学習ステップ

  1. PMBOK / Agile の全体像をつかむ
  2. 用語と原則を理解
  3. 模試で「二択の見極め力」と「思考持久力」を鍛える
  4. 間違えた理由を言語化して再学習

まとめ

PMPは単なる暗記試験ではなく、実務を前提とした「状況判断力 × 思考持久力」が問われる資格です。特に、二択の中から「よりPMIらしい解決策」を選ぶ能力が合格の鍵となります。
体系的に学習し、通し模試で試験体力を鍛えていけば、合格は十分に可能です。
キャリアアップや評価向上にも直結する資格のため、今が取り組む好機です。応援しています。

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  • この記事を書いた人

やめとけ主任

運営者:ヤメトケ主任 1971年生まれ。東京都出身のPMPホルダー。岡山の高専卒業後、念願の東京で就職してインフラエンジニア一筋30年。50代前半で「PMPでもう一度キャリアアップを」と思い、IT業界内で転職に挑戦。 このブログでは、最後のキャリアアップと思って取得したPMP資格(一度落ちた)の失敗談や経験談をもとに、「リアルなPMP取得アドバイス情報」 を発信しています。

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