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IT資格偏差値ランキング レベル一覧【ST・AU・PMP・ITILまで徹底比較】

IT資格は種類が多く、それぞれ難易度や評価が大きく異なるため、自分に合った資格を選ぶのは意外と難しいものです。「どの資格が本当に難しいのか?」「どれが転職やキャリアに効果的なのか?」と悩む方も多いでしょう。
本記事では、主要なIT資格を偏差値ベースでランキング化し、難易度・現場でのドヤ度・30年エンジニアの推奨度現場のリアルな一言評価の軸でわかりやすく整理しました。

私自身、数々の資格を取得しております。その経験をもとに難易度ランキングを設定しました。実際に取得した経験・現場で活用したからこその情報であるため、ネット上にある単なる難易度比較ではなく、事実と経験に基づいた比較となります。

IT資格偏差値ランキング/レベル一覧(最新・難易度の目安)

以下は経験をベースに主要IT資格を偏差値ベースで分類した一覧表です。


【IT資格 偏差値ランキング一覧表】

偏差値難易度ランク資格名現場での「ドヤ」度30年エンジニアの推奨度現場のリアルな評価(一言)
72最難関・ITストラテジスト(ST)
・システム監査技術者(AU)
★★★★★★★★★☆経営層と話せる数少ない「軍師」の証。
70難関・情報処理安全確保支援士(SC)
・ネットワーク(NW)
・データベース(DB)
・ITサービスマネージャ(SM)
★★★★☆★★★★★あいつに聞けば大丈夫」という絶対的信頼感、日本のIT現場(特に伝統的なSIerやインフラ部門)でよく言われるミスター〇〇になれる。
65高難度・PMP★★★★☆★★★★★新規案件の意見を求められた際に「立ち上げ・計画・実行・監視・終結」の観点で抜け・漏れが無いか?を指摘ができ、一目置かれる。
60中〜高・応用情報(AP)
・ITIL Foundation
・LPIC-3 / LinuC-3
★★★☆☆★★★★☆現場を回すリーダー層の「最低限のたしなみ」。
※ITILは機能や役割のフレームワークなので、混沌とした現場を整理するには非常に役に立つ
55中堅・LPIC-2 / LinuC-2
・Oracle Bronze / Silver
★★☆☆☆★★★☆☆特定領域の「職人」として独り立ちできるレベル。
50初〜中級・基本情報技術者(FE)
・LPIC-1 / LinuC-1
★★☆☆☆★★★★☆若手なら必須。基礎体力がついている安心感。
45初級・ITパスポート(IP)
・MOS(Excel / Word)
★☆☆☆☆★★☆☆☆非エンジニアとの共通言語。事務処理の正確性。
40入門・Googleデジタルワークショップ
・PC基礎資格(サーティファイ等)
★☆☆☆☆★☆☆☆☆ITの世界への第一歩。まずはここから。

ポイント

個人的にはNWスペシャリストとPMPが難しかったです(両方とも1度不合格となり、2回目で合格)。


偏差値70〜72(最難関資格の特徴)

ST・AUが最難関とされる理由は、専門性が高いため

結論高度な戦略立案・内部統制を問う専門性が圧倒的に高いためです。

  • STは企業のIT戦略・事業戦略を扱う国家試験で、受験者の多くが管理職クラス
  • AUはシステム監査基準に基づく内部統制・リスク管理を深く理解している必要がある。
  • STは「企業のDX戦略立案」「業務改革構想」など経営レベルの記述試験
  • AUは監査計画の作成、監査証跡の評価など高度な知識を問う。

ポイント

IT資格の中でもST・AUは別格で、合格者は企業内で“IT戦略人材”として高く評価されます。


偏差値65〜70(高度資格・専門特化の領域)

SC・NW・DB・PMPが高難度と言われる理由は、深い理解が必要なため

結論:実務レベルの深い知識と体系的理解が求められるためです。

  • SC:サイバー攻撃・脆弱性・暗号化など高度セキュリティ技術を問う。
  • NW:大規模ネットワーク設計・運用が必須。
  • DB:データモデリングからSQLチューニングまで幅広い。
  • PMP:PMBOKに基づくプロジェクトマネジメント体系+3年以上の実務経験が必須。
  • NWやDBは現場のトラブルシューティング能力も問われる。
  • PMPは出題範囲が広く、プロジェクト実務の理解なしでは合格困難。

ポイント

実務経験者に強く求められる資格で、キャリアの大きな武器となります。

PMPの難易度は以下で解説しています。


偏差値60前後(実務で即戦力になる資格)

AP・ITILなど汎用性の高い資格が中心

上位記事の傾向として「キャリアの基礎固めに必須」と評価される層です。

  • 応用情報技術者(AP):IT全般の体系理解+午後問題の記述で実力を証明
  • ITIL Foundation:ITサービスマネジメントの世界標準
  • LinuC/LPIC 1〜3:インフラ系エンジニアの登竜門

ポイント

独自解説
ITILは近年、クラウド普及に伴い“サービス全体を管理できる人材”の需要が増え、評価が上昇しています。


偏差値40〜55(初級〜中級の基本資格)

ITキャリアのスタートに最適

結論:これからITスキルを身につけたい人に最適です。
理由:基礎知識を無理なく習得でき、転職活動で有利になるため。

  • 基本情報技術者:エンジニアの定番基礎資格
  • ITパスポート:社会人全般に役立つIT基礎
  • MOS:業務効率化にも直結

ポイント

ここがITキャリアの入口として最もコスパの良い領域です


IT資格は偏差値だけでなく目的で選ぶべき

キャリアの方向性と資格の相性が重要

IT資格は偏差値の高さだけで評価するのではなく、「どの方向にキャリアを伸ばしたいか」との相性で選ぶことで、資格の価値が大きく変わります。IT業界は専門領域が細かく分かれており、資格はスキル証明としてだけでなく、“キャリアの進むべき方向を示す指標”としても機能します。

マネジメント志向

まずマネジメント志向の方は、PMPITIL、そして応用情報技術者(AP)が特に有効です。PMPは大規模プロジェクトを統括できるマネジメント力を証明でき、ITILはサービス運用全体を最適化する視点を身につけられます。マネジメント職に進むほど「体系的な知識の有無」が差になりやすく、これらの資格は昇進や役職登用時の信頼性に直結します。

セキュリティ志向

セキュリティ志向であれば、情報処理安全確保支援士(SC)が確実に評価されます。近年は企業のセキュリティ強化が最優先課題となっており、SOC・CSIRT・セキュリティエンジニアなどの専門職は慢性的な人材不足です。SCの保有は「セキュリティ領域に真剣に取り組む意思」と「高度な専門性」を同時に証明でき、求人市場でも即戦力として扱われます。

戦略・監査志向

戦略・監査志向の方には、ITストラテジスト(ST)システム監査技術者(AU)が最適です。STは企業の中期計画やDX推進の企画に携われる視点が身につき、AUは内部統制・リスク管理のスペシャリストとして組織ガバナンスを支える立場に向いています。これらの領域は経営に近く、キャリア後半に重宝されるスキルで、上級職・管理職への道を大きく広げます。

インフラ志向

インフラ専門職を目指すなら、ネットワークスペシャリスト(NW)やLinuC/LPICが強力です。NWはネットワーク設計から最適化までを体系的に理解でき、LinuCはLinux環境の運用スキルを証明します。クラウド時代になっても、基盤技術の理解力はすべてのITサービスの根幹であり、市場価値の高い分野です。

開発者志向の方には、基本情報(FE)応用情報(AP)が最適で、システム開発の基礎から設計工程までの知識を身につけられます。特にAPは業務フローやアルゴリズムを深く理解するため、上流工程に挑戦したいエンジニアにとって重要なステップになります。

このように、資格は“どのキャリアルートのドアを開けるのか”が最も重要です。偏差値や知名度だけで選ぶのではなく、将来の方向性に結びつけて選定することで、取得後の効果を最大限に発揮できます。キャリアの軸が決まっていない場合は、まず広範囲に役立つAPやITILから始めるのも効果的です。


まとめ

本記事では、ST・AUを最難関とする最新のIT資格偏差値ランキングを中心に、PMPやITILを含む主要資格の難易度・特徴を整理して解説しました。どの資格もキャリアの方向性によって価値が変わるため、偏差値の高さだけで選ぶのではなく「自分がどんなキャリアを望むか」を基準に選ぶことが重要です。
このランキングを参考に、最適な資格を選び、キャリアアップへ確実に一歩踏み出してください。

ポイント

「30年エンジニアの結論:なぜ私はPMPを推すのか」

数あるIT資格を取得してきましたが、私は最終的にPMPを推しています。

なぜ、ネットワークやセキュリティの高度資格ではなく、PMPなのか。それは、30年インフラ現場で戦ってきた私が辿り着いた、一つの真理があるからです。

「仲良しチーム」では、本物の成果は出せない

どんなプロジェクトも、最後は「人」と「チーム」で行うものです。特に年齢が上がれば上がるほど、周囲からは技術力だけでなく、現場を動かすマネジメント力が当たり前のように求められるようになります。

現場には、自分と感性が合う人もいれば、どうしても合わない人もいます。しかし、プロとして成果を出すためには「仲良しチーム」で満足していてはダメなのです。

感情ではなく「仕組み」でチームを動かす

意見が対立したとき、トラブルが起きたとき、精神論や根性論で乗り切ろうとする現場を数多く見てきました。しかし、それではいつか限界が来ます。

PMPで学ぶのは、世界標準の「マネジメントの型」です。

  • 「合わない人」とも共通言語で話し、目的へ向かわせる手法。
  • 「リスク」を予測し、火を吹く前に手を打つ論理的な備え。
  • 感情に振り回されず、ステークホルダーを納得させる交渉術。

これらを知っているかどうかで、50代からのエンジニア人生の「楽さ」と「市場価値」は劇的に変わります。

絶望から掴み取った「反撃の狼煙」

私自身、このPMPの試験では一度不合格になり、大きな挫折を味わいました。30年の経験があっても、独りよがりの実務経験だけでは通用しなかったのです。

しかし、その「不合格」を分析し、真のプロジェクトマネジメントを理解して合格を掴み取ったとき、私のエンジニアとしての視界は一気に開けました。これこそが、私のキャリアにおける「反撃の狼煙(のろし)」となったのです。

もしあなたが今、「今のままでいいのだろうか」と不安を感じているなら、ぜひPMPの扉を叩いてみてください。私が経験した絶望と、そこからの逆転劇のすべてを、以下の記事に詰め込みました。

  • この記事を書いた人

やめとけ主任

インフラエンジニア一筋30年。ネットワーク・セキュリティの高度専門資格や国際監査資格を保持する、叩き上げの技術屋です。 50代で「ITはやめとけ」という閉塞感を打破すべく、PMPを取得。一度は不合格という挫折を味わうも、その失敗から「現場で本当に使える合格戦略」を確立しました。 本ブログでは、30年の知見とPMP攻略法、そして「資格を武器にしたキャリア再構築術」を、自身の転職・失敗経験を交えてリアルに発信します。

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