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PMPハンドブックの要点と使い方|受験準備で必ず読むべき内容

PMPの勉強・申請を始める際のバイブルがPMP公式のハンドブックです

PMP試験の勉強・申請を始める際、「まず何から着手すればよいかわからない」と感じる方は多いです。特に、受験資格・申請手続き・試験形式などの基本情報は、インターネット上に断片的に散らばっているため、正しく整理されていないことがあります。
その不安を解消してくれるのが、PMIが公式に提供している「PMPハンドブック」です。この記事では、PMPハンドブックの重要ポイントと活用方法を整理し、読むべき箇所を明確にします。この記事を読むことで、受験準備の迷いがなくなり、試験合格までの道筋がはっきり見えるはずです。


PMPハンドブックとは

公式ガイドとしての役割

PMPハンドブックは「受験に必要なルールと基準を明記した公式資料」です。PMIが発行しており、受験資格、申し込み方法、支払い手続き、試験ルール、倫理規定まで、受験に関する情報がすべて統一的に管理されています。受験資格の35時間研修要件や、実務経験の申請記載フォーマットなど、他サイトでは誤解されやすい点も正確に確認できます。

PMP受験生
PMP受験生

試験対策本よりも先にハンドブックを読むことで、誤った前提や無駄な手戻りを防げます。

最新版はPMI公式サイトで無料入手できる

PMPハンドブックはPMI公式サイトからPDFとして無料ダウンロードできます。検索で古い情報が残っている場合があるため、最新版かどうか必ず確認してください。特に2021年以降の試験改訂により、問われる領域・問題構成が変化しているため、近年版であることは重要です。


PMPハンドブックで必ず確認すべきポイント

受験資格と経験記載ルール

PMP試験では、プロジェクトマネジメント経験の年数・時間の記載が求められます。経験は「役割」「責任」「成果」の観点で記述します。また、担当業界や役職名ではなく、プロジェクトマネジメント作業をしたかどうかが判断基準です。この点を理解していないと、申請が差し戻されるケースが多くあります。

申請手順と監査の流れ

申請後、ランダムで監査が行われる可能性があります。監査は不正防止のためであり、提出書類が不足している場合は受験が遅れます。ハンドブックでは監査対象・対応手順が具体的に記載されていますので、事前に読み込むことでスムーズに申請が進みます。

試験形式と出題範囲

現在のPMP試験は「人」「プロセス」「ビジネス環境」の3領域で構成され、アジャイル・ハイブリッドが多く含まれます。ハンドブックでは、申請方法、支払い、試験の形式(CBT・オンライン監督試験)が明確に案内されています。これを理解しておくことで、学習の重点を正しく置くことができます。


PMPハンドブックの活用方法

最初に読む・申請時に参照・試験直前に再確認

ハンドブックは「読むタイミング」で価値が変わります。

  • (最初に読む)勉強開始時:前提と申請流れ費用を理解
  • (申請時に参照)申請時記載ミス防止
  • (試験直前に再確認)試験前日:受験ルール・持ち物・再試験規定を再確認
    この3回の読み返しが最も効果的です。

まとめ

PMPハンドブックは、受験に必要な基本情報がすべて整理された唯一の公式資料です。これを最初に理解しておくことで、申請の差し戻しや勉強の迷いを大幅に減らすことができます。
まずはPMI公式サイトから最新版をダウンロードし、自分の受験計画に沿って必要箇所を確認しましょう。
次のステップとしては、経験記述の書き方」や「ECO(試験範囲・配点)の理解」「模試による理解の定着」が有効です。
効率よく合格を目指すためにも、正しい情報を基盤に準備を進めていきましょう。

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  • この記事を書いた人

やめとけ主任

運営者:ヤメトケ主任 1971年生まれ。東京都出身のPMPホルダー。岡山の高専卒業後、念願の東京で就職してインフラエンジニア一筋30年。50代前半で「PMPでもう一度キャリアアップを」と思い、IT業界内で転職に挑戦。 このブログでは、最後のキャリアアップと思って取得したPMP資格(一度落ちた)の失敗談や経験談をもとに、「リアルなPMP取得アドバイス情報」 を発信しています。

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