読書やYoutubeでも申請可能
「PMP®の更新には60PDUが必要だけど、研修を受ける時間もお金もない…」と悩んでいる方に朗報です。実は、YouTube視聴や読書などセルフ・ラーニングでもPDUは取得可能です。この記事では、費用を抑えつつ時間を有効活用して、効率よくPDUを獲得する方法を具体的に紹介します。自分のペースで学びながら、PMP®を無理なく更新できる道筋が見えてきます。
自学(セルフ・ラーニング)でPDUを稼ぐメリット
結論:費用を抑えつつ主体的に学び、PDU取得が可能
結論として、自学によるPDU取得は非常に費用対効果が高い方法です。PMIのCCRハンドブックでも、「読書(書籍・記事など)」や「非公式学習(Informal Learning)」において、1時間の学習が1PDUに相当するというルールが定められています。
そのため、市販の書籍や無料動画、YouTubeなどを活用すれば、高額な研修に頼らずにPDUを貯めることが可能です。また、時間も自分のペースでコントロールできるので、仕事や家庭と両立しながら学びを継続できます。
自学のポイント(セルフ・ラーニング)
自学(セルフ・ラーニング)でPDUを稼ぐ際には、よく使われる共起語(=関連ワード)を把握し、それを意識して学習活動を設計・記録すると申請がスムーズになり、より効率的になります。以下は、代表的な共起語と、それをPDU取得にどう活用するかのポイントです。
| 自学の方法 | 説明 | 申請ポイント | 具体例・補足 |
|---|---|---|---|
| 読書(Read) | 専門書籍、記事、ホワイトペーパーなどの学習 | タイトル・著者・読了日・所要時間を記録 | 1時間=1PDU。監査時に概要+日付を証拠として提出 |
| 非公式学習(Informal Learning) | 同僚とのディスカッション、昼休み学習会、メンタリングなど | 学んだテーマ・時間・相手・議論内容を記録 | フォーマルな講座でなくてもPDU対象 |
| 動画学習・ウェビナー | YouTubeやProjectManagement.comなどの録画・ライブ動画視聴 | 動画URL、視聴日、視聴時間、テーマを記録 | 自由な時間に学習可能。1時間=1PDU |
具体的な自学方法とPDU申請の流れ
ステップ1:学習プランを立てる(読書・動画など)
まずは、自分がどのような形で学ぶかを明確にしましょう。以下のような方法があります:
- 読書:PMPやプロジェクトマネジメント関連の書籍を読む。CCRハンドブックによれば、読書は1時間=1PDUとして申請可能です。
- YouTube・無料ウェビナー:教育系YouTubeチャンネルで動画視聴。ProjectManagement.com のPMIの無料動画を見てPDUを取得している人も多くいます。
- 非公式学習:同僚とのディスカッション、昼休みの勉強会、メンタリングなど、形式が堅苦しくない学びもPDU対象です。
学習時間の目標を立て、たとえば「週に2時間=2PDU」「月に8時間=8PDU」など、具体的な数字にしておくと後の申請がスムーズになります。
ステップ2:学習内容を記録し、証拠を残す
自学でPDUを申請するには、監査時の証拠が重要です。PMIのCCRハンドブックには、「実施した学習活動の概要と日付を記載した学習記録」が必要と明記されています。


この記録を残しておけば、PDU申請時に信頼性のある報告ができます。
ステップ3:PMI CCRシステムでPDUを申請
学習が終わったら、PMIのCCR(Continuing Certification Requirements)ポータルでPDUを申請します。申請の流れは以下の通りです:
- PMIにログイン → “Report PDUs” を選択
- 「Education(教育)」に該当させ、学習内容を入力(活動名、日付、時間、概要)
- 必要であれば監査用の証拠(学習記録)を添付または保管
- 自分のPDU合計と、Talent Triangle®(Ways of Working/Power Skills/Business Acumen)の3領域における取得バランスをチェック
このプロセスを定期的に(例:月1回)行い、確実にPDUを稼ぐ様にしましょう。
よくある質問と注意点(自学編)
読書だけでどれくらいPDU取れる?
読書はコスパの高い手段ですが、実際に取得できるPDUは「読書に費やした時間」がベースになります。CCRハンドブックによれば、1時間の読書=1PDU。たとえば、月に10時間読書すれば10PDUを獲得可能です。ただし、監査時には「読書の概要と日付」を提出する必要がありますので、記録をきちんと残しておきましょう。
YouTubeや無料動画は本当にPDUになるの?
はい、なります。非公式学習や自己主導型の学習(Informal Learning)として、動画視聴もPDU対象です。 ただし、動画を見た時間を正しく記録し、申請時にその情報を入力することが重要です。
自己学習で申請が却下されるリスクはある?
自己学習でも申請が却下される可能性はあります。監査の際に学習記録が不十分だと、PMIから補足説明を求められることがあります。
対策として、
①学習時間を細かく記録する
②学んだ内容の要約や感想をメモとして残す
③証拠(ノート、スクリーンショット、動画URLなど)を保存する
これらを行えば、自己学習でも信頼性のある申請が可能です。
まとめ
PMP®のPDUを自学(読書や動画視聴、非公式学習)で取得する方法は、時間とお金を抑えて非常に効率的です。PMIのルールに基づき、学びの時間をきちんと記録し、CCRポータルで申請すれば、自己主導の学習でも着実にPDUを積み重ねられます。まずは今週から1~2時間を使って、自分の興味ある本やYouTube動画を選び、学習記録をスタートしてみましょう。あなたのPMP®更新に向けた最短ルートが、ここから始まります。

