「あと数点」の悔しさを抱えているあなたへ
基本情報技術者試験(FE)を受験し、結果が「580点」や「595点」、あるいは合格ラインちょうどの「600点」で不合格(※)となってしまった方へ
画面に表示された「585点」や「590点」という数字。 「あと一問、あっちを選んでいれば」「あの見直しをしていれば」……。 そんな後悔が頭を巡り、今はまだ、次に向けて立ち上がる気力が湧かないかもしれません。
合格まで、あとほんのわずか。それは決して「実力不足」ではなく、「合格まであと一歩のところまで、血の滲むような努力を積み重ねてきた証」です。
まずは、ここまで走り抜いてきた自分を認めてあげてください。 今のあなたは、ゼロから勉強を始める人とは比べものにならないほどの強力な武器(基礎知識)をすでに持っています。
この記事では、その「あと一歩」を埋めるために必要なものは何か、どうすれば次回の試験で「合格」の二文字を掴み取れるのかを考えていきます。
なぜ「600点」で不合格になるのか?3つの共通原因
600点付近で足踏みしてしまう受験生には、共通した「壁」が存在します。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
① 科目Bの「アルゴリズム・擬似言語」での失点
現在、多くの不合格者が苦しんでいるのが「科目B」です。特にアルゴリズム問題は配点が高く、ここでの数問のミスが合否に直結します。「読み解くスピード」が足りず、焦りからケアレスミスを誘発しているケースが目立ちます。
② 苦手分野を「捨て問」にしすぎている
「ネットワークやセキュリティは難しいから、他の分野でカバーしよう」という戦略は、600点付近では通用しなくなります。CBT方式では問題がランダムに出題されるため、運悪く苦手分野が重なると、一気に合格圏外へ押し出されてしまいます。
③ 「理解」ではなく「過去問の暗記」になっている
過去問道場などで演習を積み、正解肢を覚えてしまっていませんか?基本情報技術者試験は、本質的な理解を問う問題が増えています。「なぜその答えになるのか」を説明できない状態だと、初見のひねった問題に対応できません。
3. 次回確実に「700点超え」を狙うための再学習ステップ
「あと一歩」だったあなたは、すでに膨大な知識を蓄えています。足りなかったのは「知識の量」ではなく、それを本番で確実に使いこなすための「精度の高さ」かもしれません。
対策1:科目Bの「トレース力」を徹底強化
科目Bの擬似言語問題は、知っているかどうかではなく「正しく動かせるか」の勝負です。 「なんとなくこう動くだろう」という予測を捨て、自分の手を動かして変数の変化を書き出す「泥臭いトレース」を習慣にしてください。この一歩が、ケアレスミスによる失点を防ぐ最大の防壁になります。
対策2:「わかっているつもり」を「説明できる」に変える
600点付近の方は、用語を見れば意味は分かります。しかし、試験ではその「周辺知識」や「ひねった問われ方」で足をすくわれがちです。
- 「なぜこの選択肢は×なのか?」を自分に問いかける。
- 過去問道場で正解率が高い分野こそ、解説を熟読し、ロジックを再確認する。 この「深掘り」が、本番での迷いを自信に変え、スコアをあと2〜3問分押し上げます。
対策3:CBTの「解きづらさ」を攻略する
紙の試験と違い、画面上のコードを目で追うCBT方式は、想像以上に脳に負担をかけます。
- 練習の時からPCを使い、「画面で問題を読み、手元の紙に書く」という視線移動に慣れておく。
- 時間配分を再設計し、見直し時間を10分作る練習をする。
まとめ:600点は「合格の準備が整った」サインです
「600点不合格」という結果は、決してこれまでの努力が否定されたわけではありません。むしろ、「あと少しの微調整で合格できる」という確かな証拠です。
多くの受験生がここで諦めてしまいますが、知識が鮮明なうちに再エントリー(最短30日後)することをおすすめします。今回の悔しさをバネに、次は「ギリギリ合格」ではなく「余裕の合格」を勝ち取りましょう。
あなたはもう、合格の入り口に立っています。あと一歩、踏み出してみませんか?



