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「30年インフラ屋の完敗」IT資格偏差値ランキング。PMPに一度落ちて分かった本当の難易度とST・AUの深淵

この記事はこんな「疑問・悩み」を持つ方に向けた記事です
・ネットの資格偏差値ランキングを見て、「PMPと高度情報はどちらが本当に難しいの?」と迷っている方
・資格取得に膨大な時間を投資する前に、現場で「本当に評価される資格」の優先順位を知りたい方
・30年以上のキャリアを持つベテランの視点から、50代が今からでも取るべき「価値ある資格」を知りたい

この記事を読めば、こんな解決策が分かります
30年インフラ屋が実際に取得した資格の難易度(実体験)からランク付けした「IT資格の真の市場価値と、属性別の攻略優先度」が分かります。偏差値という数字の裏側にある「試験の性質(知識型か判断型か)」を理解し、自分のこれまでのキャリアを最大化させるための資格ポートフォリオの組み方が分かります。

 30年インフラ屋の「ここだけの話」(独自視点)
資格偏差値は、インフラの「カタログスペック」のようなものです。数値が高い(偏差値が高い)からといって、すべての現場で最高の結果を出すわけではありません。 例えば、高度情報(ST・AU)は「重厚な基本設計書」を書く力ですが、PMPは「不確実な現場のトラブルを収束させる力」です。1度PMPに落ち、高度情報を保持する私だから言えるのは、「偏差値の高さ」に挑むより、自分の「エンジニアとしてのOS」にどのライブラリ(資格)を組み込むかという視点が、50代からの反撃には不可欠だということです。

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偏差値という数字では測れない「絶壁」の正体

ネットの検索窓に「IT資格 偏差値 ランキング」と打ち込むと、キラキラしたまとめサイトが「偏差値70:システム監査技術者(ST)」「偏差値68:PMP」なんて数字を並べていますよね。

でも、ちょっと待ってください。その数字、誰が決めたんでしょうか?

私はITインフラの世界で30年、深夜のデータセンターで冷や汗を流し、数々の大規模障害という修羅場を潜り抜けてきました。ネットワークスペシャリストも、情報処理安全確保支援士も、手にしています。さらに、PMPも一度は不合格という地獄を見ましたが、再挑戦でAbove Targetを掴み取りました。

そんな「そこそこ修羅場に強いはず」の私ですが、今、システム監査技術者(ST)とシステムアーキテクト(AU)という巨大な絶壁の前に、膝をついています。

正直に言いましょう。30年の経験を持ってしても、この2つの壁はまだ越えられていません。

この記事は、よくある「合格体験記」ではありません。むしろ、なぜ30年選手が、高度資格やPMPを持っていてもST・AUに落ち続けるのか」という敗北の分析から始まる、泥臭い反撃の記録なんですね。

「自分には無理かも」と弱気になっているあなた。大丈夫です。30年やってるプロでも、試験会場で論文を前に手が震える事があるんですから。


IT資格偏差値ランキング最新版|30年選手が血を流して作った「真の序列」

ここでは、私が実際に受験し、合格したもの、そして現在進行形で跳ね返されているものを、30年の実務感覚という「物差し」で並べ替えてみました。ネットの偏差値表とは、少し景色が違うはずですよ。

IT資格「実戦的」偏差値・難易度比較表

資格名ネットの偏差値30年選手の体感状態現場での価値
ST(システム監査)7075(絶壁)不合格継続中経営層へのパスポート
AU(アーキテクト)7175(絶壁)不合格継続中設計の神、概念の体現
PMP6865(猛毒)合格(一度失敗)PMとしての共通言語
NW(ネスペ)6763(職人)合格(一度失敗)インフラ屋の血肉
SC(セスペ)6762(盾)合格防御の必須知識
ITIL Foundation5050(地図)合格運用の世界標準

ネットの偏差値70は現場の「仕事ができる」とイコールか?

「偏差値が高い資格を持っていれば、現場のヒーローになれる」なんて、そんなの幻想だってことは、現場にいるあなたなら分かっていますよね?

偏差値が高いということは、それだけ「特殊な言語能力」や「極限状態での論理構築力」が求められるということであって、コマンド一発で障害を直せる能力とはまた別物なわけです。

例えば、ネットワークスペシャリスト(NW)は、インフラ屋にとっての「職人技」です。これは30年の蓄積があれば、ある程度戦えます。でも、ST(システム監査)は違います。あれは「エンジニアの視点」を一度捨てて、「経営やガバナンスの視点」で論文を書かなければならない。これが、我々ベテランには地獄なんですよ。

30年選手の体験談:高度資格の知識が「障害報告書」の格を変えた日

数年前、数千万規模の基幹システムが停止する大障害が起きました。現場はパニック。私も冷や汗を流しながら復旧にあたりました。

復旧後、役員向けの報告書を作成した際、役に立ったのはネットワークの知識だけではありませんでした。当時、合格していた高度試験の「論理構成」のクセが、勝手に指を動かしたんです。

「原因は〇〇です」という単なる事実だけでなく、「なぜその管理プロセスが機能しなかったのか」という、一段高い視点での分析。これを見た当時の上司が、「お前の報告書は、単なるエンジニアの言い訳じゃないな」とポツリと言ったんです。

この時、初めて「資格の偏差値は、自分の言葉に重みを持たせるための『弾薬』なんだ」と確信しました。合格していようがいまいが、その勉強の過程で得た「物差し」は、現場で確実に自分を助けてくれるんですね。

承知いたしました。ここからは、私が一度は跳ね返され、血を吐く思いでリベンジしたPMPと、現在進行形で私の前に立ちはだかる最強の双璧「ST・AU」の深淵について、さらに深く潜っていきます。

PMP不合格からAbove Targetへの逆転劇。だがST・AUは別格だった

「30年もインフラやってりゃ、PMPなんて余裕でしょ?」 ……そんな甘い考えを粉々に打ち砕かれたのが、数年前の私です。

一度目の試験。私は意気揚々と試験会場に向かいました。ネットワークスペシャリスト(NW)やセスペ(SC)をパスしてきた自負がありましたからね。ところが、PC画面に並ぶ設問は、私の知っている「インフラ現場の正論」を次々と否定してきたんです。

結果は、無残な「不合格(FAIL)」。

試験会場の受付で、プリンターから吐き出された暫定スコアレポートを受け取った時、指先が冷たくなるのを感じましたよ。30年のキャリアを全否定されたような、あの惨めな感覚。正直、もう二度と受ける気がしないとさえ思いました。

一度落ちて悟ったPMPの攻略法。なぜ私は「再戦」で勝てたのか

不合格のどん底から反撃の狼煙を上げるため、私は自分の「エンジニア脳」を一度解体しました。PMPは、技術の正解を問う試験じゃない。「PMBOKという名の宗教」の教義に基づいた最適解を導き出すゲームなんですね。

  • 現場の自分: 「トラブルだ!まずはコンソールを叩いて原因究明だ!」
  • PMPの自分: 「まずは影響範囲を特定し、変更管理プロセスを回して、ステークホルダーに報告だ」

この「思考のスイッチ」を切り替えた結果、再受験では全セクションAbove Target(AT)という最高スコアで完勝しました。

参考【実録】PMP試験は何割でAbove Target?30年インフラ屋が導き出した「8割」の壁と『逆転合格』のPMI思考術

✅この記事はこんな「疑問・悩み」を持つ方に向けた記事です・PMP試験の合格ライン(正答率)が公表されておらず、どの程度の完成度を目指すべきか不安な方・長い実務経験があるのに、模擬試験や本番で思うように ...

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PMPの「実務力」と、高度試験の「論理構築力」という決定的な壁

PMPを突破した勢いで、「このままST(システム監査)とAU(システムアーキテクト)もいけるはずだ」と高を括ったのが、さらなる悲劇の始まりでした。

PMPは、いわば「世界標準のマニュアル」をインストールする作業。でも、ST・AUは違います。あれは「自分の30年を、国家試験が求める論理の型に流し込む」という、さらに高度で知的体力を削られる作業なんです。

偏差値ランキングでPMPが60代後半、ST・AUが70超えとされる理由は、この「自分の言葉で、数千字の論理を構築し続ける」という論文試験の存在に他ならない。私は今、その「論理の迷宮」で出口を探し続けているわけです。

30年選手の体験談:PMP不合格通知を握りしめ、夜の駅のホームで立ち尽くした日

一度目の不合格の帰り道、夜の駅のホームで缶コーヒーを握りしめながら、スマホで「PMP 落ちた」と検索していました。そこには「誰でも受かる」なんて無責任な言葉が並んでいて、さらに惨めな気持ちになったのを覚えています。

でもね、今なら言えます。「一度落ちたからこそ、その資格の真の価値が分かった」と。 Above Targetで受かった時の喜びは、一発合格した時の何倍も重かった。だからこそ、今ST・AUに落ち続けているこの時間も、いつか「反撃の狼煙」を上げるための大切な準備期間なんだと自分に言い聞かせているんですよ。


【最難関の双璧】ST(システム監査)とAU(アーキテクト)が手強い理由

なぜ、インフラの酸いも甘いも噛み分けたベテランが、ST(システム監査技術者)とAU(システムアーキテクト)にこれほどまで苦戦するのか。

それは、我々が30年かけて築き上げてきた「現場のプライド」が、時には論文の邪魔をするからなんですね。

30年インフラをやってきたからこそ「現場のリアル」が論文の邪魔をする?

論文試験(午後2)の設問は、極めて理想的で、ロジカルなストーリーを求めてきます。 しかし、我々ベテランの頭には、過去の凄惨な「現場のリアル」がこびりついている。

  • 設問: 「適切なリスクアセスメントに基づき、計画を策定せよ」
  • 私の脳内: 「いや、現場じゃ予算も納期もなくて、そんな綺麗事じゃ動かないんだよ!」

この「現場の愚痴」が、無意識にペン先に現れてしまう。試験官が求めているのは、居酒屋で語る苦労話ではなく、「プロの視点による客観的な解決策」。30年の経験が、時に「色眼鏡」になってしまう怖さを、私は今まさに痛感しています。

ガバナンスの視点を持ってしても届かない、システム監査(ST)の「深淵」

私は仕事柄、コンプライアンスやガバナンス、情報の整合性には人一倍厳しい自負があります。社内の相互監査を通して監査員の視点だって持っている。でも、STの論文ではそれだけじゃ足りない。

「独立した第三者の立場で、客観的な証拠に基づき、改善を勧告する」

この「一歩引いた視点」が、当事者として修羅場を潜ってきた人間には、かえって難しい。どうしても「自分が直してやりたい」というエンジニアの血が騒いでしまう。これが、私がSTの壁を越えられない最大の理由かもしれません。

30年選手の体験談:論文添削で「これはエンジニアの独白だ」と一蹴された苦い記憶

昨年、自信満々に書いたSTの模擬論文を、ある専門家に添削してもらった時のことです。 真っ赤に添削された原稿には、一言こう書かれていました。

「筆者の苦労は伝わりますが、これは監査報告ではありません。エンジニアの反省文です」

あの時は、30年のキャリアを否定されたようで、本当に頭に血が上りましたよ。でも、一晩置いて読み返してみると、確かにそこには「監査人の視点」が欠落していた。自分の経験に固執しすぎて、試験が求める「型」を見失っていたんですね。石橋を叩き壊すほど慎重な私でさえ、この罠にはハマってしまったわけです。

承知いたしました。ここからは、偏差値という数字の裏側にある「実務での手触り」と、なぜ私たちが不合格を積み重ねてなお、この無謀とも思える挑戦を続けるのか。その**「ベテランの生存戦略」**について語らせてください。

ITILと実務の距離。偏差値50の「共通言語」が私を救った話

IT資格の偏差値ランキングにおいて、ITIL Foundationはだいたい「50」前後に位置付けられます。高度試験やPMPに比べれば、鼻で笑うような難易度に見えるかもしれません。

しかし、30年インフラ屋をやってきた私から言わせれば、この偏差値50の知識こそが、現場で最も「血となり肉となる」ものなんです。

高度試験に落ち続けても、ITILの「型」が現場の混乱を鎮める

STやAUといった最難関に挑み、跳ね返され、ボロボロになっている時でも、私を支えてくれるのはITILで学んだ「標準化された思考」でした。

「インシデント管理」と「問題管理」を明確に分ける。たったそれだけのことが、パニックに陥った現場ではどれほどの救いになるか。偏差値が高い資格は「剣」ですが、ITILのような資格は、現場で立ち続けるための「防具」であり「地図」なわけです。

正直、ITILの試験自体は、数日詰め込めば受かるかもしれません。でも、その「型」を30年の経験に染み込ませて使いこなすのは、偏差値70の試験に受かるのとはまた別の、深い価値があるんですね。

30年選手の体験談:ITILを無視した「オレオレ運用」が招いた、数億円規模の損害

かつて、ある現場で「凄腕」と呼ばれたベテランエンジニアがいました。彼はITILなんて「役所の仕事だ」と馬鹿にし、自分独自のルールで運用を回していた。

ある日、軽微な設定変更がトリガーとなり、連鎖的な障害が発生しました。その時、変更管理のプロセスが形骸化していたせいで、「誰が、いつ、何を変えたのか」が誰にも分からず、復旧まで丸二日を要したんです。

数億円規模の損害。そのエンジニアは責任を取って現場を去りました。 私はその背中を見ながら、「偏差値の低い基礎資格を疎かにすることの怖さ」を、冷や汗とともに刻み込んだんです。基礎を馬鹿にする人間に、反撃の狼煙を上げる資格なんてないんですよ。


50代・ベテランが、不合格の山を築いてなお「反撃の狼煙」を上げる理由

さて、ここで読者の皆さんはこう思うはずです。 「30年もキャリアがあって、PMPも持っている。なのに、なぜわざわざ恥を晒してまで、STやAUという落ち続けている試験の話をするのか?」と。

答えはシンプルです。50代からのエンジニア人生を、「逃げ切り」ではなく「攻め」で終わりたいから。

なぜ30年選手が、恥を忍んで「不合格の記録」を晒すのか

ネットには「一発合格」「最短ルート」という言葉が溢れています。でも、現役で戦っている私たちが本当に知りたいのは、そんな成功者自慢じゃないはずです。

「30年やってきても、まだ壁にぶつかっている。それでも諦めていない奴がいる」 その事実こそが、同じように現場で苦しむベテランや、将来に不安を感じる若手の「光」になると信じているからなんですね。

私がSTやAUの「不合格」を晒すのは、それがいつか「合格」に変わった時の爆発力を最大にするためです。不合格の数は、敗北の数じゃない。次に高く上がるための、バネの圧縮率なんです。

定年までに「ST・AU」を獲る。これは資格マニアではなく、意地の証明だ

50代になると、記憶力も集中力も、20代の頃とは比べものになりません。通勤電車で参考書を開いていても、3ページ読めば目が疲れる。娘に「パパ、また落ちたの?」と呆れられる。

それでも、私は石橋を叩き壊してでも進みます。 それは、30年積み上げてきた「インフラ屋の意地」を、国家が認める最高峰の資格という形で結晶化させたいから。そして、その過程で得られる「学び直しの苦痛」こそが、脳を現役のエンジニアとして繋ぎ止めてくれる唯一の手段だからです。

30年選手の体験談:娘に笑われ、翌朝の電車でまた問題集を開く「ベテランの日常」

去年の秋、STの不合格通知(それも午後1での足切り)が届いた夜。 リビングで肩を落とす私に、大学生の娘が「またダメだったかー、どんまい!」とポテトチップスを差し出してきました。

情けないやら、恥ずかしいやら。 でも、翌朝の6時。私はいつものグリーン車で、付箋だらけの『システム監査技術者 全力攻略』を開いていました。 「このまま終わってたまるか」 その小さな怒りと執念が、50代の私を動かす一番の燃料なんですね。

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まとめ:戦いは終わっていない。不合格の数だけ、狼煙は高く上がる

IT資格の偏差値ランキング。 それを眺めて一喜一憂するのは、今日で終わりにしましょう。

資格は、あなたの価値を決める審判ではありません。戦場で生き抜くための「弾薬」であり、自分を鼓舞するための「旗印」です。

私が現在進行形でST・AUに跳ね返されているように、あなたも今、何かの壁にぶつかっているかもしれません。PMPの不合格レポートを見て、膝をついているかもしれません。

でも、安心してください。 30年やってきた私だって、今も泥水をすすりながら戦っています。 大事なのは、偏差値の高い資格を一発で取ることではなく、「納得がいくまで、反撃の手を止めないこと」

不合格の数だけ、あなたの狼煙は高く、熱く上がります。 いつか、試験会場の合格者一覧の影で、あるいは現場の修羅場の中で、同じ戦友としてお会いできることを楽しみにしています。

さあ、次はどの石橋を叩き壊しにいきましょうか。

PMPの難易度・合格ラインは以下で解説しています。

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  • この記事を書いた人

やめとけ主任

インフラエンジニア一筋30年。ネットワーク・セキュリティの高度専門資格や国際監査資格を保持する、叩き上げの技術屋です。 50代で「ITはやめとけ」という閉塞感を打破すべく、PMPを取得。一度は不合格という挫折を味わうも、その失敗から「現場で本当に使える合格戦略」を確立しました。 本ブログでは、30年の知見とPMP攻略法、そして「資格を武器にしたキャリア再構築術」を、自身の転職・失敗経験を交えてリアルに発信します。

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