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基本情報技術者試験の勉強時間は?社会人が最短合格する戦略的活用術

はじめに:忙しい社会人が抱える「時間への不安」を解消します

「基本情報技術者試験を受けたいけれど、仕事が忙しくて勉強時間が取れない……」

「ネットで見かける『200時間』という数字を見て、自分には無理だと諦めかけている」

そんな悩みを抱えていませんか?ITエンジニアの登竜門といわれるこの試験ですが、実は「ただ時間をかければ受かる」というものではありません。 特に時間のない社会人にとって、重要なのは勉強の「量」ではなく「質と戦略」です。

この記事では、多くの社会人が合格を勝ち取ってきた現実的な勉強時間と、限られた時間で最大の結果を出すための具体的なステップを解説します。


【結論】現在の知識レベル別・勉強時間の目安

一般的に、基本情報技術者試験の合格に必要な勉強時間は100〜200時間と言われています。しかし、スタート地点によって必要な時間は大きく異なります。

現在の知識レベル勉強時間の目安期間の目安(1日1.5hの場合)重点を置くべきポイント
IT未経験・初学者200時間〜約4ヶ月〜IT用語の理解 + アルゴリズム基礎
IT業界の社会人(非開発)100〜150時間約2〜3ヶ月科目B(アルゴリズム・セキュリティ)
情報系学生・開発経験者50〜80時間約1ヶ月〜新制度(CBT方式)の出題形式慣れ

なぜ「200時間」も必要なのか?

試験が「科目A(知識)」と「科目B(思考・技能)」の2構成に分かれているためです。単なる暗記だけでは科目Bのアルゴリズムや情報セキュリティの問題を突破できず、論理的思考を養うための一定の時間が必要になります。


忙しい社会人が「最短」で合格するための3つの鉄則

社会人が働きながら合格するためには、「学習の優先順位」を明確にすることが不可欠です。

1. 「科目B」を最優先に攻略する

以前の制度に比べ、現在の試験は科目B(旧午後試験に相当)の配点が合格を左右します。

  • 科目A: 隙間時間の暗記で対応可能。
  • 科目B: まとまった時間で「論理的思考」を養う必要がある。
  • 戦略: 全勉強時間の6割を科目B、特に「アルゴリズム」に充ててください。

2. 「満点」ではなく「合格点(600点)」を狙う

完璧主義は社会人の敵です。全範囲を網羅しようとせず、出題頻度の高い分野に絞って学習しましょう。

分野重要度対策方法
セキュリティ★★★科目A・B両方で必須。優先的に完璧にする。
アルゴリズム★★★科目Bの8割を占める。ここを捨てると合格不可
マネジメント・戦略★★☆暗記中心。隙間時間で効率よく得点源にする。
テクノロジー(計算系)★☆☆深追い厳禁。頻出問題の解法だけ押さえる。

3. スキマ時間を「科目A」専用にする

通勤電車、昼休憩、お風呂の時間。これらをすべて「科目A」の用語暗記に充てます。

  • スマホアプリ: 過去問道場などのWebサイトをブックマークし、1問1答を繰り返す。
  • 机に座る時間: 手を動かす必要がある「科目B」の読解や、疑似言語のトレースに集中する。

挫折しない!1ヶ月・3ヶ月のモデルスケジュール

時期3ヶ月プラン(初学者向け)1ヶ月プラン(経験者向け)
序盤参考書をさらっと1周し、全体像を把握(用語の理解)過去問(科目A)を解き、自分の弱点を特定
中盤科目B対策(アルゴリズム)に集中。擬似言語に慣れる科目Bのサンプル問題を解き、解法パターンを網羅
終盤過去問道場で科目Aの正答率を80%まで引き上げる模擬試験形式で100分間の時間配分を練習

まとめ:正しい戦略があれば、時間は作れる

基本情報技術者試験は、社会人にとって「時間との戦い」です。しかし、戦略的に「何を捨て、何に集中するか」を決めれば、200時間という数字は決して高い壁ではありません。

合格の先には、会社からの評価や資格手当、そして何より「ITの基礎を網羅した」という確固たる自信が待っています。まずは今日、参考書を1ページ開く、あるいは学習サイトにアクセスすることから始めてみませんか?

あなたの挑戦を応援しています。

  • この記事を書いた人

やめとけ主任

インフラエンジニア一筋30年。ネットワーク・セキュリティの高度専門資格や国際監査資格を保持する、叩き上げの技術屋です。 50代で「ITはやめとけ」という閉塞感を打破すべく、PMPを取得。一度は不合格という挫折を味わうも、その失敗から「現場で本当に使える合格戦略」を確立しました。 本ブログでは、30年の知見とPMP攻略法、そして「資格を武器にしたキャリア再構築術」を、自身の転職・失敗経験を交えてリアルに発信します。

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